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呼吸器外科

診察担当医表

※都合により変更する場合があります。

診察室 月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
第2診察室
東山 聖彦
       
第6診察室
野尻 崇
AM:野尻 崇
PM:大村 彰勲

医師紹介

特任院長
東山 聖彦
 
日本外科学会認定 外科専門医・指導医
日本呼吸器外科学科会 呼吸器外科指導医
呼吸器外科専門医合同委員会認定 呼吸器外科専門医
日本胸部外科学会 認定指導医
日本呼吸器学会認定 呼吸器専門医・指導医
ICD制度協議会認定(日本呼吸器学会推薦) ICD
肺がんCT検診認定機構認定 肺がんCT検診認定医
日本人間ドック学会認定 人間ドック認定医
日本肺癌学会 特別会員
日本石綿中皮腫学会 特別会員
日本分子腫瘍マーカー研究会 特別会員
日本呼吸器外科学会 特別会員
日本臨床外科学会 評議員
関西胸部外科学会 名誉会員
近畿外科学会 特別会員
副部長
野尻 崇
 
日本外科学会認定 外科専門医
日本呼吸器外科学会認定 呼吸器外科専門医
呼吸器外科専門医合同委員会認定 呼吸器外科専門医
医員
大村 彰勲
 
日本外科学会認定 外科専門医
da Vinci サージカルシステム助手認定資格
米国消化器内視鏡外科学会認定 Fundermental
Use of Surgical Energy 資格者

診療科紹介

 呼吸器外科に関する手術はすべて行います。具体的な疾患としては、呼吸器悪性疾患:肺がん、転移性肺腫瘍、縦隔腫瘍(悪性)、胸膜腫瘍、胸壁腫瘍と呼吸器良性腫瘍:自然気胸、肺良性腫瘍、縦隔腫瘍(良性)等です。
 最近では、内視鏡の機械や器具の発達により、呼吸器外科で取り扱う手術のほとんどは胸腔鏡下または胸腔鏡補助下での手術を施行しております。入院期間としては、良性疾患なら1週間足らず、悪性疾患でも1週間から10日間ぐらいです。 最近では80歳を超える高齢者の手術も増加しており、高齢者では入院期間は少し長めとなることもあります。
 現在、当センター呼吸器内科常勤医が欠員のため、肺がんに関しては、手術適応患者だけではなく、内科的治療(薬物療法や放射線治療)や緩和治療の患者も診療しています。
 診療および手術は呼吸器外科3名が行いますが、消化器外科のスタッフと一緒に行うこともあります。呼吸器外科の手術日は火曜日ですが、気胸等の準緊急手術に対してはその他の曜日も随時行っております。
 呼吸器外科専門外来日は月曜日と水曜日ですが、緊急時にはその他の曜日でも随時診察を行いますので、地域医療連絡室まで連絡してください。
 肺がん診断検査は、気管支鏡検査を木曜日午前に、CT画像下経皮的肺生体検査を水~金曜日午後に、いずれも1~2泊の入院で行っています。 肺がんに対する治療方針は、手術療法、薬物療法、放射線治療、緩和治療(放射線治療科、緩和ケア内科と協力して)に対し毎週水曜日に呼吸器合同カンファレンスを行い、呼吸器外科医、放射線治療医、緩和ケア内科医、腫瘍内科医(他施設医師によるWEB参加)、薬剤師、外来看護師とともに決定しています。 さらに入院患者に対しては、呼吸器外科医、薬剤師、理学療法士、栄養士、医療ソーシャルワーカーと病棟看護師とともに病棟合同カンファレンスを毎週金曜日に開催し、治療、ケア、リハビリ、栄養、退院支援などについて検討しています。

当施設の最近の診療実績を表1に示します。

表1:最近の当科の診療実績
外科治療薬物療法(1次治療)放射線治療
(SBRT)
緩和ケア
(1次治療)
肺がん転移性
肺腫瘍
縦隔
腫瘍
気胸膿胸その他合計 複合
免疫
療法
複合
免疫
療法

放射線
免疫
療法
プラチナ
を含む
抗がん剤
分子
標的
その他合計
2020年41597010722405575461514
2021年6417611219119326541336349
2022年4015510020902965512057520
 手術症例の最近10年間の治療成績ですが、5年生存率は、IA期85%、IB期64%、Ⅱ期 61%、Ⅲ期 30% でした。

がんについて

 肺がんを中心に、肺・縦隔・胸壁腫瘍などの胸部悪性疾患の外科的治療と、薬物療法や放射線治療を行っています。
 肺がんの外科的治療では、内視鏡を利用した切開創が小さい胸腔鏡下肺切除手術を主体に行っていますが(図1)、 進行例や困難例では開胸で切除しています。縦隔腫瘍も同様に鏡視下手術が主体で、進行例では開胸で摘出を行っています。

図1:胸腔鏡下肺切除を行っている術中写真

 胸部悪性腫瘍の手術数は年により変動がありますが、その実績は上記の表を参照ください。 手術前後には呼吸リハビリテーションを行い、合併症の減少と早期退院を図っています。
 一方、当センターは腫瘍内科医と連携し、胸部悪性腫瘍の薬物療法や放射線治療も当科(呼吸器外科)が担当しています。 がん薬物療法専門医(非常勤)、放射線治療医、緩和ケア内科医、がん専門薬剤師、がん看護専門看護師らとカンファレンス等で治療方針を決め、 分子標的薬、免疫チェックポイント阻害剤、抗がん剤などを組み合わせた薬物療法や放射線治療を行っています。その実績は、上述の表1を参照ください。