内科専門医制度
内科専門医制度について
2018年度からの新専門医制度開始を控え、現在内科領域では全国で542のプログラムが内科学会の一次審査を通過し、都道府県協議会での協議、日本専門医機構による二次審査を迎える予定ですが、当センターでもその一つとして、大阪府下で“市立東大阪医療センター内科専門研修プログラム”を策定しました。
その特徴は、当センターを基幹施設とし、9つの病院(大阪大学医学部附属病院、八尾市立病院、大阪はびきの医療センター、大阪急性期・総合医療センター、大阪国際がんセンター、大手前病院、一般財団法人大阪府結核予防会大阪病院、国立病院機構刀根山病院、独立行政法人地域医療機能推進機構 星ヶ丘医療センター)を連携施設として、病院群を形成し、3(~4年)の内科専攻(subspecialtyを含む)を行うものです。
中河内地区で2つしかない内科教育病院として長年専攻医の教育を担ってきた当センターで、魅力ある連携施設とともに、中河内地域に根差し、充分な症例を経験できる、当センターでの専攻をぜひお考えください。
以下に概要を示します。全体のプログラムについては内科学会のホームページをご覧ください。
- 1.内科標準研修プログラム
- 2.サブスペシャルティ重点研修プログラム
- 3.呼吸器内科サブスペシャルティ重点研修プログラム
- 4.内科・サブスペシャルティ混合研修プログラム
- 内科学会指導医一覧
- 病院群
- 定員
- 連絡先等
1.内科標準研修プログラム
病歴提出を終える専門研修3年目の1年間は、引き続き満遍なく内科全体を市立東大阪医療センターで研修します(図1)。内科専門医試験を6年目で受験しますが、6年目以後は大学院へ進学して研究したり、引き続き希望のサブスペシャルティで専門研修を行うことも可能です。
2.サブスペシャルティ重点研修(2年コース(図2)または1年コース(図3))プログラム
1年目から3年目の内科専門研修の中で、サブスペシャルティ研修期間を2年コースでは2年間、1年コースでは1年間、市立東大阪医療センターと連携施設で行います。ただし、3年間で内科専門研修を修了する必要があるため、とくに2年コースでは、個々の研修達成度によってサブスペシャルティ研修の期間が制限される可能性があり、初期研修時の症例をあらかじめ確認してから研修を開始します。
3.呼吸器内科サブスペシャルティ重点研修(府立呼吸器アレルギー医療センター研修)プログラム(図4)
サブスペシャルティ重点研修で、とくに呼吸器内科を希望する専攻医については、2~3年目を連携施設の府立呼吸器アレルギー医療センターで呼吸器およびアレルギーを研修します。ただし希望により、市立東大阪医療センターもしくは連携施設での内科全般の研修も可能です。
4.内科・サブスペシャルティ混合研修プログラム(図5)
内科全般の研修とサブスペシャルティの研修を並行しながら行い、4年間で修了します。余裕を持った研修が可能です。
内科学会指導医一覧(2017年8月現在 当センターのみ)
消化器内科 辻井 正彦、 小林 一三、赤松 晴樹、松本 仁、大西 孝典、村田 淳
循環器内科 市川 稔、高木 祟
神経内科 中 隆、衛藤 昌樹、宮下 典子
腎臓内科 中田 裕人、原田 環、水本 綾
免疫内科 宇田 裕史
内分泌代謝内科 川口 義彦
総合診療科 新堂 修康
病院群
- 大阪大学医学部附属病院
- 八尾市立病院
- 大阪はびきの医療センター
- 大阪急性期・総合医療センター
- 大阪国際がんセンター
- 大手前病院
- 一般財団法人大阪府結核予防会大阪病院
- 国立病院機構刀根山病院
- 独立行政法人地域医療機能推進機構 星ヶ丘医療センター