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臨床研修医

臨床研修医

臨床研修プログラムの特徴

  1. 当センターの臨床研修プログラムは「臨床研修の理念」に基づき作成しました。 若いうちに、多くの疾病を経験しておくことが、将来を担う臨床医の育成に重要であると考えますので、可能な限り、多数の患者様を診療していただきます。
  2. 2020年度からの新制度により、「内科」「救急」「地域医療」だけでなく、 「外科」「小児科」「産婦人科」「精神科」も必修化となりました。 当センターでは、臨床研修のありかたとして臨むべき姿として新制度以前から必修化と しております。「精神科」では小阪病院において入院患者を受け持ちます。
  3. 「内科」においては、多数の内科系診療科を経験できるように、当センターの内科系診療科を1年次で、すべてローテートしていきます。 広く学んだ臨床体験を2年次の選択診療科で深めていくことが出来ます。
  4. 「外科」においては、一般外科(10週)だけでなく、より専門的な外科系診療科も1年次から希望選択できるようにしました(4週)。 これにより、骨折や脳血管手術など、様々な疾患を1年次から経験することが可能です。
  5. 「救急」では、当センターの指定管理の隣接する大阪府立中河内救命救急センター(以下、中救と略)において、 4週間、研修しますので、市中病院の一次二次救急だけでなく、三次救急も経験することが出来ます。 4週の当センター救急研修では、ICUや麻酔の研修も兼ねています。尚、救急外来当直は初期研修2年間にわたり内科救急を担当します。 さらに、小児科ローテートにおいては「小児科救急」も担当します。
  6. 「地域医療」では、寿山会喜馬病院(大阪府)、社会医療法人北斗十勝リハビリテーションセンター(北海道)、 隠岐広域連合立隠岐病院(島根県)にて研修します。地域医療に熱心な医療機関で、訪問診療・訪問看護を行っています。
  7. 研修プログラムについては、先輩研修医や指導医の意見を取り入れ、柔軟な方式としています。
  8. 各診療科は、各学会の「専門医」が在籍し、多くの学会指定の教育病院となっています。初期研修で養われた力を専門診療に活かしていくことが出来ます。 その成果として、毎年、研修医が多数「学会発表」を行っています。その際の費用は、病院が負担しています。
  9. 研修医講義、CPC、各診療科カンファレンスを定期的に行っています。 これらカンファレンスに参加することにより、臨床診療だけでなく、医学的専門的知識を掘り下げて習得することが出来ます。
  10. 大阪大学および奈良県立医科大学との「襷がけ研修医」を受け入れており、大学病院と連携して、研修指導が行われています。 他の研修病院や後期研修、専門診療、大学医局などの情報を広くキャッチすることが出来ます。
  11. 当センターには呼吸器内科がありませんが、呼吸器外科と内科系の研修中に、一般的な市中肺炎や肺がん・気胸等の呼吸器疾患を経験できます。 さらに専門的に呼吸器内科を研修希望の方は、2年目の選択診療科の中から、国立病院機構大阪刀根山医療センターもしくは、 大阪府立病院機構大阪はびきの医療センターでの2か月間の研修が選択可能です。

研修プログラム

1年次
7週 7週 7週 7週 4週 4週 10週 4週
内科A
内科B
内科C
内科D
救急
(当センター)
救急
(中救)
外科
選択

※中救:大阪府立中河内救急救命センター

2年次
5週 5週 5週 5週 32週
小児科
産婦人科
地域医療
精神科
選択診療科

※プログラムは一部変更することがあります。

  1. 内科を[A]~[D]の4グループに分け、各々7週ずつローテート。
    [A]7週:消化器内科 [B]7週:循環器内科・内分泌代謝内科
    [C]7週:神経内科・総合診療科 [D]7週:腎臓内科・免疫内科
    特徴:内科研修28週の間に内科系7グループすべてを回る。
        ⇒1年次でできるだけ必須項目を経験できるように。
  2. 救急は、麻酔科4週、中救4週のブロック研修に加えて、年間6000台の救急搬送患者の夜間診療を並行研修で実施する。
      救急標榜:内科救急、外科救急、小児科救急
    特徴:2年間を通して、内科(+外科)救急を上級医とともに夜間・休日診療で研修
        麻酔科・ICUでの手技勉強のための研修に加えて、希望者は中救で3次救急の研修が可能。
  3. 外科10週間の中で、消化器外科、呼吸器外科、乳腺外科、小児外科、心臓血管外科を研修する。
    特徴:大阪府下16のがん診療連携拠点病院の一つに指定
        ⇒外科志望の人にも応えられるプログラム!
  4. 地域医療は、喜馬病院に加えて、十勝リハビリ・北斗(北海道)、隠岐病院(島根県)での研修も可能。
  5. 精神科は、院内でのリエゾンや外来での研修に加えて、小阪病院での入院患者の研修を行う。
  6. 産婦人科、小児科での研修は以前から必修として自院で実施。
    特徴:小児科救急副直あり、産直が可能。
        ⇒ほぼすべての救急当直を経験できる。経験必須項目も網羅。
  7. 選択診療科は、院内の受入可能なすべての診療科から選択できる。
    呼吸器内科は大阪はびきの医療センター、大阪刀根山医療センターで研修する。
    【注1】2年次の選択診療科(32週)の研修期間は4週単位とし、選択できる診療科は1診療科以上8診療科以下とする。
    特徴:病院一丸となっての指導体制
        ⇒じっくりと、より深く経験することを推奨。
  8. 一般外来研修も2019年度より開始
      総合診療科、内科、外科、小児科で並行研修として実施
研修プログラムの実際例