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医用画像参照システムサーバへの不正アクセスに対する対応状況の経過報告について

医用画像参照システムサーバへの不正アクセスに対する対応状況の経過報告について

 本年5月31日未明に医用画像参照システムサーバに対する不正アクセスがあり、一部データベースが破壊されていることが判明しましたことを既にご報告しているところですが、 あらためて、現在までの状況について、ご報告いたします。
 5月31日及び6月1日の2日間は、システムサーバのダウンにより、患者様の予約日の変更、 他院の紹介及び画像等の撮り直し(費用は当センターが負担)をせざるを得ない場合があり、たいへんご迷惑をおかけいたしました。 その後におきましては、別サーバの運用により診療に必要なCT、MRI、X線、内視鏡、エコー画像等の閲覧が可能となりました。 このため、現在におきましては、通常どおりの診療が行える状態となっているところです。なお、現時点におきましても個人情報の流出は確認されておりません。
 病院全体のコンピュータシステムのセキュリティ確保につきましては、調査の結果、電子カルテシステムその他のシステムには影響がないことがわかりました。 なお、電子カルテシステムはインターネットから遮断されており、最低限のセキュリティは確保されていますが、さらにセキュリティ対策の強化を図ってまいります。
 攻撃を受けたサーバからの画像データの救出につきましては、セキュリティ専門業者にデータレスキュー作業を委託し、 作業期間の短縮のため、可能な限り効率的な作業方法を工夫しながら、作業を進めているところです。
 患者様には、ご心配・ご迷惑をおかけし申し訳ありませんが、医療情報のセキュリティ確保には最善を尽くしてまいりますので、 ご理解くださいますようお願いいたします。
令和3年9月24日
地方独立行政法人市立東大阪医療センター
院長 辻井 正彦