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研修プログラム

内科系(全体として) 後期研修プログラム

消化器内科・循環器内科・神経内科・腎内科・内分泌代謝内科・免疫内科
  • 研修責任者:中 隆
  • 学会認定教育施設:「日本内科学会教育病院」
  • 現在のスタッフ:常勤医 24名 このうち、指導医講習修了者 9名、専攻医 8名

研修内容
当センターの内科系診療科は上記の6診療科があります。初期研修では短時間の研修期間であったため、より専門的な、より高度な医療を十分に経験することができなかったと思います。後期研修では専門6科のうち、いずれか1科を研修していただきますが、希望があれば、複数の診療科をローテートすることも可能です。一般内科だけでなく、専門的な臨床医となる基礎教育を受けていただき、各内科専門医を取得していくことができます。
内科系はプライマリケアにおける診断学が基本となりますので、専門研修と同時に、救急医療(当番制:月2-4回)を担当していただき、初期診断、初期治療の診療レベルの向上に努めていただきます。
各診療科における後期研修の詳細については、下記をご覧ください。
内科新専門医制度については下記リンクよりご覧ください。

消化器内科 後期研修プログラムの概要

  • 研修責任者:小林 一三
  • 学会認定教育施設:「日本消化器病学会」、「日本消化器内視鏡学会」、「日本肝臓学会」
  • 現在のスタッフ:常勤医 8名、専攻医 1名

◆研修内容
消化器内科は消化管・胆膵領域の内視鏡処置・治療、肝炎・肝癌を主とした肝疾患の診断・治療を中心に、消化器の内科疾患を良性から悪性まで幅広く扱っています。
年間の新規入院患者は1,600人、そのうち約半数は緊急入院です。上部消化管内視鏡は約4,000件、大腸内視鏡は約2,000件、ERCP約320件、腹部エコーは約 4,000件、TACE130件、ラジオ波焼灼術(RFA)・PEIT70件と症例数も豊富で、消化管領域、肝臓領域、胆膵領域の疾患バランスも良くとれています。放射線科、外科との連携も緊密で、消化器内科独自のカンファレンス以外に合同のカンファレンスも定期的に行っています。
専攻医(後期研修医)の先生方には、まずは上部消化管・大腸内視鏡や腹部エコー、EUS、ERCP、EUS-FNA、肝生検等の検査手技を習得していただくとともに、多彩な症例を数多く受け持っていただきます。また、内視鏡的ポリープ・粘膜切除術(EMR)、粘膜下層切開剥離術(ESD)、内視鏡的消化管止血術、食道静脈瘤硬化・結紫療法(EIS・EVL)、総胆管結石の内視鏡的除去、経皮的・内視鏡的胆道・ドレナージやステント挿入、消化管ステント挿入、イレウス管挿入、RFA、PEITなど臨床に必要な数多くの治療手技を経験・習得していただきます。
緊急入院、緊急処置が非常に多く多忙な病院ですが、日本消化器病学会、日本消化器内視鏡学会、日本肝臓学会の専門医を目指すのに十分な症例を経験し、臨床医として優れた技量を身につけていただけると考えております。

神経内科 後期研修プログラムの概要

  • 研修責任者:中 隆
  • 学会認定教育施設:「日本神経学会」、「日本脳卒中学会」
  • 現在のスタッフ:常勤医 4名、専攻医 3名

◆研修内容
東大阪市近辺に神経内科を標榜し入院施設を持つ施設が乏しいことから、八尾・大東地区を含めた中河内医療圏の神経難病患者診療のセンター的役割を果たしており、特に神経変性疾患に関しては豊富な疾患・珍しい症例が当センターに集中しています。また、当センターは脳卒中学会認定研修教育病院でもあり、神経学会・頭痛学会の指導医のもと、急性疾患である脳血管障害や脳炎や、頭痛・てんかん等の機能的疾患に関しても、専門医を志す後期研修医に充分な症例での研修が可能であり、大阪大学後期研修支援システムにも参加し、大阪大学関連病院全体での後期研修を試みています。

腎臓内科 後期研修プログラムの概要

  • 研修責任者:中田 裕人
  • 学会認定教育施設:「日本腎臓学会」、「日本透析医学会」
  • 現在のスタッフ:常勤医 4名、専攻医 1名

◆研修内容
腎内科は、関西一円の腎内科医との交流も深く、研究会や学会にも積極的に参加し、診療技術の研鑽に取り組んでおります。
腎炎ネフローゼから腎不全透析医療まで、様々な腎疾患症例を担当しておりますので、多くの症例を経験することができます。腎生検組織診断においては近隣腎専門施設からの診断依頼を多数受けており、腎組織診断のエキスパートを目指すことができます。透析室には15台の透析ベッドがあり、年60~70名の透析導入患者があります。血液透析だけでなく、血漿交換法など様々な血液浄化法を駆使して、他科疾患の治療にも協力しております。腎内科に配属されましたら、腎疾患の診断治療だけでなく、体外循環法による治療法も併せて習得していただきます。