診療科・部門
循環器内科が取り扱う疾患は、虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)などの動脈硬化性の病気、心臓の筋肉の病気(心筋症)、心臓弁膜症が主なものです。これら疾患は悪化すると、心不全状態に陥ってしまいますがそれらに関して私たちは治療します。動脈硬化が足の血管に生じると足に流れる動脈血流が乏しくなり、長時間歩けなくなります。これを閉塞性動脈硬化症と呼び、心臓同様にカテーテル治療が有効である場合があります。また、動脈硬化の危険因子である高血圧、脂質異常症、糖尿病も指導の対象となります。さらに心臓血管外科の治療が必要な場合は、適宜紹介します。
循環器内科ではアンギオ装置・心筋シンチ・マルチスライスCT・心臓MRIが整備され、狭心症、急性心筋梗塞、閉塞性動脈硬化症に対して、いわゆるカテーテル治療(風船・ステント治療)を行っており、緊急心臓カテーテル検査も24時間実施しております。心原性ショックには補助循環装置としてIABP(大動脈内バルーンポンピング)、PCPS(経皮的心肺補助)を用いて重症心筋梗塞、重症心不全、劇症型心筋炎や重症肺動脈血栓塞栓症などの治療も行っています。
カテーテル検査や治療において、当センターでは特に血管内イメージング(血管内超音波:IVUS、光干渉断層法:OCT、血管内視鏡)を用いて診断や治療方針の決定に役立てております。
血管内超音波:IVUS

光干渉断層法:OCT

血管内視鏡

また不整脈の治療としてペースメーカー植込み術や様々な不整脈に対する治療として、平成29年9月よりカテーテルアブレーションも開始し、積極的に治療に取り組んでおります。
CARTO3システムを用いたカテーテルアブレーション治療


2019年8月より心臓血管外科による手術が開始されました。 それまで、循環器内科のみの施設では施行できなかった、経皮的冠動脈インターベンション(PCI)におけるロータブレーター、 両心室ペーシングおよび植え込み型除細動器の留置が可能となりました。 循環器内科と心臓血管外科では連携を密に行い、心臓センターとしてチーム一丸となり患者さんの治療を進めてまいります。
また、今後増加していく循環器疾患(心不全、狭心症、心筋梗塞など)に対して中河内地区の近隣のかかりつけ医の先生方との連携を深めて参ります。
4月を迎え、当科にも新たな仲間が加わりました。医師をはじめ、コメディカルスタッフにも多くの新入職スタッフを迎え、診療科全体に新しい風が吹いています。
今年度、当科に加わった医師をご紹介します。
奥村医師は、1年間他院で研鑽を積み、この春から当科に戻ってきてくれました。いわば“武者修行”を経ての復帰です。すでに日々の診療の中で、その経験を活かし、当科に良い刺激と影響をもたらしてくれています。今後のさらなる活躍を大いに期待しています。
川端医師は、東大阪出身で、以前にも当院当科で勤務してくれていた先生です。久しぶりに地元・東大阪の当科へ帰ってきてくれたことを、スタッフ一同とても心強く感じています。患者さんへの思いが非常に強く、ときに自分を犠牲にしてしまうほど熱心なところがありますが、どうか無理をしすぎず、長く力を発揮してくれることを願っています。
松岡医師は、東大阪出身で、大阪大学で臨床研究に取り組み、博士号を取得して当科に戻ってきてくれました。臨床だけでなく研究の面でも大きな力となってくれることは間違いありません。東大阪で育った医師が、研鑽を重ねて再びこの地の医療に貢献してくれることを、大変心強く感じています。これまでの経験と知見を存分に発揮し、当科のさらなる発展に貢献してくれることを期待せずにはいられません。
東大阪にゆかりのある医師たちが、それぞれの経験を重ねて再び地域医療に力を尽くしてくれることは、当科にとっても大きな財産です。もちろん、東大阪出身かどうかにかかわらず、それぞれ異なる場所で経験を積んできた医師たちが集まり、互いに刺激し合いながら診療にあたることは、当科の大きな力になります。
また、医師だけでなく、看護師、技師、事務職をはじめとしたコメディカルスタッフにも多くの新しい仲間が加わっています。新たな人員の流入は、組織に活気をもたらし、より良い診療環境づくりにつながります。忙しく、ストレスの多い医療現場ではありますが、東大阪医療センターという一つの「家」を支える仲間として、スタッフ一人ひとりが安心して力を発揮できるよう、当科としてもできる限りサポートしていきたいと考えています。
当科は、臨床・教育・研究の3本柱を大切にしながら診療を継続しています。その中でも、教育は非常に重要な柱の一つです。教育なくして成長はありません。新入職スタッフには、日々の診療を通じて多くを経験し、悩み、学び、そして大きく成長してほしいと願っています。そのための支援を惜しむことはありません。
私たちの成長は、最終的には地域の患者さんへより良い医療を届けることにつながります。当院は診療の場であると同時に、教育機関としての役割も担っています。そのため、院内のさまざまな場面で教育的な指導や議論を行っている様子をご覧になることもあるかと思います。地域の皆さまには、そうした当院の役割についてご理解いただき、温かく見守っていただけますと幸いです。
新しい仲間とともに、今年度も当科は一歩ずつ前進してまいります。地域の皆さまに信頼される診療科であり続けられるよう、スタッフ一同、日々成長を重ねてまいります。

たかの ゆずる

いちかわ みのる

いしづ たかまる

よしだ あきら

り きょうみ

まつおか ゆうき

かたひら ゆきのぶ

かわばた れいこ

さかい かつよし

はしもと こうじ

やまざき みなえ

おくむら みずき
| 診察室 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2 (初診) |
AM:市川 稔
PM:石津 宜丸 (奇数週) AM:李 京美 PM:石津 宜丸 (偶数週) |
AM:岡山 慶太 PM:担当医 |
AM:市川 稔 PM:橋本 亘司 (不整脈外来) |
PM:奥村 瑞紀 | AM:阪井 克祥 PM:ASO外来 |
| 7 (専門) |
AM:川端 怜子
PM:松岡 勇樹 |
鷹野 讓
|
吉田 聡
|
AM:石津 宜丸
PM:坂本 陽子 |
AM:片平 征伸
PM:担当医 |
| 10 (専門) |
PM:西口 武寿
|
||||
| 14 (専門) |
AM:吉田 聡 (不整脈外来) PM:橋本 亘司 |
| 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | 2025年 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| PCI(経皮的冠動脈インターベンション) | 257 | 266 | 321 | 429 | 394 | 281 | 274 | 291 | 287 |
| EVT(末梢血管インターベンション) | 48 | 25 | 28 | 54 | 45 | 47 | 49 | 57 | 57 |
| 不整脈カテーテルアブレーション | 12(※) | 81 | 106 | 101 | 154 | 119 | 112 | 148 | 162 |
| ペースメーカー植え込み(新規、交換) | 59 (48,11) |
71 (56,15) |
61 (49,12) |
77 (69,08) |
56 (41,15) |
90 (65,25) |
88 (74,14) |
83 (65,18) |
77 (59,18) |
急性期から慢性期まであらゆる循環器疾患に対応しております。先生方とは病診連携を通じてより迅速にかつスムーズに患者さんのやりとりを心がけております。循環器内科医師一同、先生方とより顔の見える関係を築きたいと考えております。
VTE(静脈血栓塞栓症)パス、心不全地域連携パスも進行しています。
今後ともよろしくお願いいたします。
循環器内科では大きく、血管内治療、心不全治療、不整脈治療の3つの柱を立てて患者様の治療方針を決めています。心臓血管外科と密に連携して共同で治療方針の決定を行っております。