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放射線治療装置について

使用機器

Varian社製Clinac iX
Varian社製Clinac iX

東芝社製Aquilion LB
東芝社製Aquilion LB

放射線治療装置 Varian社製Clinac iX
治療計画用CT装置 東芝社製Aquilion LB

当センターでは国内外で精度が高いと評価されているVarian社(アメリカ カリフォルニア州)の放射線治療装置(IMRT対応)を導入しています。
がん病巣の位置合わせには、従来の皮膚や固定具にあるマーキングだけに頼らない、治療装置に搭載されたX線撮影や透視およびCT撮影が可能な装置を用い、治療直前の画像と治療計画時の画像で位置の微調整を行う画像誘導放射線治療(IGRT)という正確な治療を行う事が出来ます。

放射線治療は治療計画装置を用いて個別の治療計画を作成します。
作成にはCT装置で撮影された画像が必要となります。
治療計画用CT装置は、通常の検査用CT装置に比べてドーナツ型の内腔にゆとりがあるので
圧迫感が少なく、放射線治療時に必要な固定具・器具などを装着したままで撮影を行う事により、治療精度を向上させる事が可能です。

放射線治療とは

放射線治療は、手術や抗がん剤治療とならぶ、がん治療の一つです。
放射線のみで治療を行う場合や、手術や抗がん剤と組み合わせることもあります。
手術と同じ、病巣への局所治療となりますが、手術と比較して、体に傷をつけず治療が行えます。
副作用は局所的なものが中心で、全身への影響は少なく、体への負担が少ない治療といわれています。

当センターでは通常の外部照射に加え、高精度の放射線治療として、強度変調放射線治療(IMRT)、
定位放射線治療(STI)を行っています。
高精度な治療技術によって、多方向から病巣の形に合わせた複雑な形状にあてることができ、病巣への放射線量を増やし、周囲の正常組織への線量を減らす事が可能で、副作用を少なくして治療効果を高めることができます。
治療内容や部位によって、それぞれの患者さまにとって、よりふさわしい治療法を選択しています。

4門照射
 4門照射

強度変調放射線治療 (IMRT)
強度変調放射線治療 (IMRT)

定位放射線治療(STI)
定位放射線治療(STI)

定位放射線治療(STI)

治療の流れ

初診(放射線治療医診察)

問診及び診療情報提供書や検査画像などより放射線治療医が適応かどうかを判断します。
その上で治療範囲や副作用、費用、日程などを説明させていただき、患者さまが納得した上で同意をいただきます。

治療計画

照射する部位によってマスクや足台などの固定具を使い、治療体位を決定し、治療計画を作成するためにCTを撮影します。時間は約15~30分程度です。

治療

撮影したCT画像から、治療計画を作成するため、通常約1週間後に治療開始となります。
患者さまごとに決められた回数を月~金曜日(祝日は除く)の5回/週、繰り返し行います。
1回の治療時間は位置合わせを含めて約10分程度で、実際に放射線があたっている時間は数分程度です。
治療中は体の力を抜いてじっとしていただくだけで構いません。

治療期間

病気や目的によって異なりますが数週間から2ヶ月程度です。
来院時間については診察時に御相談下さい。

費用

照射方法や回数によって変わります。詳細は診察時にお尋ね下さい。