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総長からのごあいさつ

ごあいさつ

市立東大阪医療センターは、高度急性期専門医療と救急医療に注力して、質の高い誠実な医療を提供するように心懸けています。

高度急性期専門医療を提供するために、医療機器の充実に努めています。がんの診断能を向上させるとともに、認知症の早期診断と有効な治療につなげるためにPET-CTの更新を行っています。がん治療に欠かせないIMRT(強度変調放射線治療)という放射線治療装置も更新予定です。ロボット支援手術は腹腔鏡手術をロボット支援下に行うもので、腹腔鏡の利点(傷が小さいことによる術後の痛みの軽減、早い術後の回復・職場復帰、美容など)をさらに向上させることが可能です。侵襲が少ない上に3次元画像情報を取得しながら繊細で安全な手術手技が可能となり、当センターでは泌尿器科、消化器外科、婦人科の手術で取り入れ、今後は他の診療科手術にも導入予定です。がんゲノム医療も推し進め、最後まで諦めない、オーダーメイド治療に取り組んでいます。

救急医療に関して、高度専門医療が必要な脳血管疾患・心血管疾患に対しては、積極的に受け入れるためにホットライン体制を敷いています。その他の一般救急に関しては、昨今の救急搬送依頼の増加に対応できるように、救急外来の改修を検討中です。高齢社会で増加する誤嚥性肺炎や尿路感染症、骨折などの疾患は、治療早期からリハビリテーションや栄養管理が必要なので、可能な限り早期に十分なリハビリテーションが提供できる専門病院に転院して頂ける取り組みを進めています。

当センターでは循環器内科と心臓血管外科によるハートチームが構成されており、中河内地域の最後の砦としてあらゆる循環器疾患に対応しております。令和5年末には中河内地域で初めて経皮的大動脈弁留置術(TAVI)を開始しました。これから増加する高齢者の大動脈弁狭窄に伴う心不全治療に大きな福音をもたらすことと思います。また、心不全においては今後増加していくことが見込まれ、急性期病院である当センターとかかりつけ医との間における“心不全地域連携パス”により、より充実した連携治療を行ってまいります。一方で、当センターでは下肢閉塞性動脈硬化症や下肢静脈瘤、透析シャント作成、不全など末梢血管にまつわる疾患の集約的治療を行うために、7つの診療科で構成された“末梢血管センター”を令和5年に開設しました。より迅速的に、かつ一つの診療科に捉われず複数科で治療を進めることができるようになりました当センターでは循環器内科と心臓血管外科によるハートチームが構成されており、中河内地域の最後の砦としてあらゆる循環器疾患に対応しております。令和5年末には中河内地域で初めて経皮的大動脈弁留置術(TAVI)を開始しました。これから増加する高齢者の大動脈弁狭窄に伴う心不全治療に大きな福音をもたらすことと思います。また、心不全においては今後増加していくことが見込まれ、急性期病院である当センターとかかりつけ医との間における“心不全地域連携パス”により、より充実した連携治療を行ってまいります。一方で、当センターでは下肢閉塞性動脈硬化症や下肢静脈瘤、透析シャント作成、不全など末梢血管にまつわる疾患の集約的治療を行うために、7つの診療科で構成された“末梢血管センター”を令和5年に開設しました。より迅速的に、かつ一つの診療科に捉われず複数科で治療を進めることができるようになりました。

今後ともご支援、ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

令和6年4月1日
市立東大阪医療センター
総長 辻井 正彦

辻井正彦